2011年05月18日

心配なこと

チェルノブイリ事故から避難した人に聞き取り調査をした方のお話を先日聞きました。

原発労働者の町プリピャチから、ウクライナの首都キエフに移住した人を対象にした聞き取り調査です。
政府は避難者には優先的に公営住宅を提供し、交通費無料パスも支給されました。さらに学校の給食では他の子どもたちより何か一品多かったそうです。
それらは当然あるべきことだったのだと思います。
けれども、もともとキエフに住む住民の中には、公営住宅への入居の順番を長く待っている人たちがいて、それが避難者に持っていかれてしまったとやっかみを言われることが多かったとか。バスでも嫌な顔をされ、学校では他の子どもたちにいじめられ・・・

先日知人に「広島にも数百人の人が避難してこられてるんですって」と、私が言ったら、彼女は「そうなのよ。これで私も、いつ市営住宅に入れるかわからない」と困ったようにつぶやくのです。
彼女の事情をよく知っているだけに責める気にはなれません。

もちろん、何かおかしいのかもしれません。避難する方のために新しい住宅が建てられることが一番いいのかもしれません。
でも、お願いだから、体の被曝だけでなく、中傷による心の痛みまで広島、長崎やチェルノブイリの人たちと同じにしないでください。

チェルノブイリの聞き取り調査をされた広島大准教授の川野さんの記事がありました。
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000161105110001
posted by sneshika at 23:31| 原発