2011年10月29日

チェルノブイリと福島―ベラルーシの経験を福島に生かせるか(3)

ブレスト州内分泌診療所のアルトゥール院長とウラジーミル医師は、移動検診チームとしても働いている。彼らは広島でも何度か研修を受けた人たちで、日本の吸引穿刺の技術を習得し、現在では他の医師もその技術を身につけて現場で実践している。吸引穿刺で細胞診断することで、不用な手術を減らすことができる。今回の医療支援団に初めて参加した甲状腺専門の医師も、彼らの技術の高さに、日本でもこれほどの技術を持った人は少ないと感心していた。

研究者ではなく現場の医師としての彼らからの日本へのアドバイスは、
 
1、人々の不安を減らすために正しい情報が出されなければならない。
 2、正しい公衆衛生を徹底すること。つまり、汚染されていない食物を摂る、シャワーを浴びて放射性物質を洗い流す、規則的な排泄習慣、免疫機能を高めるために睡眠をよくとり、色々な種類の食べ物を摂るなどだ。

特別なことではないが、自分や家族の身は自分で守るために、少しでも健康被害を少なくするために、できることはやっていくべきではないだろうか。
アルトゥールさんは個人的な意見として、チェルノブイリ原発事故の影響は100年は考えていかないといけないだろうと語った。日本もその覚悟で対応していかなければならないだろう。
  「日本でもスクリーニングをするのなら、喜んでお手伝いをしましょう。」とアルトゥールさんは付け加えた。 

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posted by sneshika at 09:31| 原発